CT導入
そもそもCTとは?
ここでは、このCTの魅力を、わかり易くご説明します。
みなさんはCTスキャンと言えば、大学病院や総合病院にある大きな装置を連想されるでしょう?
従来のレントゲンと違うのは、その情報量の違いで、従来のレントゲンは、1方向の1カットのみを映し出すものでした。
これに対し、CTは、3次元の立体的情報を、何百というカットで映し出すことが出来るのです。
例えるなら、人物の写真を正面から1枚だけ撮ったのが従来のレントゲンとすると、CTは、360度の方向から何百枚も撮った写真といえるでしょう。
つまり、CTでは、従来のレントゲンでは解らなかった、歯や顎の骨の詳しい状態が正確に解ります。 現状でCT撮影ができる場所のほとんどが大学病院、総合病院まで行って撮影しなければならない現状があります。当院では歯科に特化した歯科用CTを導入することにより、かかりつけの歯科医院で即座にCT撮影、解析、診断が可能です。 (通常、総合病院などにCT撮影に行くと約1、2週間くらいの期間が掛かかります)
この結果、今まで歯科医院で治療しても治らなかった、歯の痛みの本当の原因を知り、それに基づいて正しい処置を行うことが出来ます。 また、インプラントの手術を安全に行うための、顎の骨の詳しい情報を把握することが出来ます。 埋伏した(埋まっている)親知らずの状態を正確に把握し、安全に抜歯することが出来ます。 CTという設備があることで、その歯科医院の治療レベルは、飛躍的に向上します。
CTで何が出来るの?
(1)見えなかったものが見える
従来のX線写真では見えなかった部分が容易に確認できるようになりました。顎の内部構造なども、リアルに見えます。
(2)わからなかったことがわかる
顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
(3)治療の安全性が広がる
インプラントだけでなく、矯正や根管治療、親知らずなど、幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。
■インプラント治療とCT
インプラント治療では、術前の骨の状態(質や厚み、高さ、形態など)を正確に判断ができるので、切開や剥離をしない手術などに対して、すぐに判断が可能です。
歯科用CTでの撮影画像をもとに、的確な治療計画を立てることは、安心・安全な治療への第一歩です。
■矯正治療とCT
矯正治療では、術前検査で顎骨の状態が正確にわかるので、歯の移動の限界が予測できたり、軟組織の状態もわかるので、治療計画の立案に非常に有効です。
最適な治療方法を確立することは、治療期間の短縮にもつながります
■歯周病治療とCT
歯周病は、細菌感染による骨の破壊が起きる病気です。歯科用CTの導入により、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断することができるようになりました。
また、骨の状態からおおよその歯の寿命を積算することも可能で、非常に予知性の高い治療が行えます。
医療において一番大事なことは
私共の歯科治療において、最も大切なことは
「万が一」があってはいけない
という最低限の「安心・安全」の担保であります。
その為に、今回このCT機器は大きな後ろ盾となってくれると信じております。
このCTはインプラントのような外科的な治療においてはもちろんのこと、通常のむし歯治療においても
目視で見つけられない裏側、歯ぐきの奥側までも見逃しません。
札幌市内ではまだまだ導入されていないこの最新の機器を是非とも1度お試し下さい。